2Q/2022(2022年1月〜3月)
Apple より、2022年1月〜3月の決算発表がありました。
結果をコンセンサス予想と比較してみると・・・・
EPS | 売上 | |
コンセンサス予想 | 1.42 | 94.03B |
実績 | 1.52 | 97.28B |
EPS、売上ともにコンセンサス予想を上回りました。
では、決算内容の詳細を見ていきたいと思います。
経営成績
売上は前年同期比で8.6%増、営業利益は前年同期比で8.7%増となっています。
では売上の詳細を、製品ごとに見ていきましょう。
サービス部門と、iPhone、Macの売上が好調で、それぞれ前年同期比で17.1%、18.9%、14.2%増でした。
特にiPhoneSE、MacStudioなどの新製品の売上が好調だったためです。
ウェアラブルについては、3年で2倍の売上となっています。
国別では、日本とその他(アジア、オセアニア)での売上は伸び悩みましたが、アメリカ、ヨーロッパ、中国では順調に伸びています。
それぞれ、19%、4.5%、3.4%増でした。
供給制約がありながらもこれだけの売上を確保できるのは、高い顧客満足度と顧客ロイヤリティのおかげだとのことです。
米国の消費者を対象に行った最新の調査では、iPhone13の顧客満足度は99%だったとのことです。
また、配当については、前年同期比5%増の0.23ドルとしています。
今後は毎年増配していく予定で、900億ドルの自社株買いも承認されました。
配当の動きを見ると、グロース株からバリュー株へ徐々に移行しているように感じられますね。
今後の見通し
今後は、新型ウイルスによる供給制約での半導体不足により、売上への影響が40億〜80億に上るとのことです。
これは2Q時の影響をはるかに上回る数値となっています。特に中国での需要が減退しています。
それに加え、ロシアでの販売停止の影響も3Qに影響してくるとのことです。
次の決算は、良い数字は期待できないかもしれません。