2020年度第3四半期(2020年4月1日〜2020年12月31日)
MUFGより、2020年度第3四半期(2020年4月1日〜2020年12月31日)の決算発表がありました。
PER…14.32倍(割高)
PBR…0.47倍(割安)
ROA…3.30%(利益効率悪い)
経営成績
当期 | 前年同期 | |
経常収益(売上) | 4兆4,950億円 | 5兆3,071億円 |
与信関係費用総額 | △3,436億円 | △842億円 |
経常利益 | 8,406億円 | 1兆0,869億円 |
1株当たり純利益 | 47.27円 | 45.48円 |
配当 | 25円 | 25円 |
収益はだいぶ落ちているものの、経費削減などに尽力したそうで、
経常利益はそこそこの下落に抑えられている印象です。
ただやはり、新型ウイルスの影響が大きく信用リスクが増加しているため、
与信関係費は前年と比較すると、4倍近くの費用となっています。
融資している企業がお金を返せなくなる可能性が高まっているということで、
現状はこの数値が如実に高くなっているようです。
配当に関しては、減配なく今まで通りなのでホルダーとしてはありがたいです。
ただ、前期(20年3月)の配当性向が60%程だったことを考えると、
今期の配当は相当な負担になるかと思います。
また、60%程という数値は適正とは言えないため、余程心配はないかと思いますが、今後の動きも注視したいです。
財務状況
当期 | 前年同期 | |
総資産 | 351兆708,45億円 | 336兆571,3億円 |
預金 | 205兆 | 187兆 |
1株純資産 | 1,245.33円 | 1,252.03円 |
自己資本比率 | 4.7% | 4.8% |
財務状況にあまり変化は見られません。
今年は貯蓄率が過去20年の内で最高だったこともあり、預金の増加が見られます。
緊急事態宣言により、今後の収入に不安があるため、お金の使い道がないため等の理由により、預金へ置いておく人が多いみたいですね。
ちなみに預金は、銀行側からすると預金者に返さないといけないお金になるため、負債ということになります。
自己資本比率は、銀行の場合5%前後が多いので問題はないと見ても良いでしょう。