株式投資に使う4つの指標(初心者向け)

みなさんは、株を買うときもしくは売るときにどのような判断基準を用いていますか?

有名な企業だから、高配当だから、誰かが良いと言っていたからというような理由で

株を取引していると、大きな損失を出してしまったり、株価が下がった時に狼狽売りを

してしまったりするでしょう。

株式投資では、業績や指標から自分で判断することが重要となります。

自分の中に根拠のない投資は、投資ではなくただのギャンブルです。

そこで今回は、脱ギャンブル投資のために、株を買う時にまず注目すべき

4つの指標について説明していこうかと思います。

特に投資初心者の方は、これらを用いて取引していくことで「損をするリスク」を

抑えるよう心がけましょう。

1、PER(株価収益率) 利益を基準

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自分達のお金でどれだけの利益を生み出しているかを表しており、

下記の計算式によって求められます。

PER=株価÷1株当たり当期純利益(EPS)

基本的には15倍が目安とされており、10倍以下だと割安と判断できます。

ただ、一概にこの基準で判断して良い訳でもなく、

成長性がない(銀行など)企業のPERは低い傾向にあり、成長性が期待できそうな企業(IT企業など)のPERは高い傾向にあります。

つまり、業種にもよってPERの平均値は変わってくるため、15倍という基準は持ちつつ同業他社のPERと比較検討することが重要になります。

2、PBR(株価純資産倍率) 資産を基準

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企業の純資産に対して株価が適当な水準であるかを表しており、下記の計算式によって求められます。

 PBR=株価÷1株当たり純資産(BPS)

1倍が目安とされており、それ以上なら割高、以下なら割安と判断できます。

1倍であれば何らかの理由で企業が解散した場合に、資金が株主に返ってくるという計算になります。

3、ROE(自己資本利益率)

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企業の純資産に対してどれだけの利益を生み出すことができたかを表しており、下記の計算式によって求められます。

 ROE=(当期純利益÷自己資本)×100

10%〜20%であれば優良企業であると判断できます。

この値で何が分かるのかというと、企業が効率的に利益を出しているかということです。

効率よく利益を出すことができていれば、その企業の成長性を見込めますし、株主への還元も期待できます。

4、配当性向

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まず、配当金とは企業が株主に対して利益を分配することです。

そして、配当性向とは利益のうち、何%を株主に配当金として分配するかを表しており、下記の計算式によって表されます。

 配当性向=(1株当たりの年間配当金÷1株当たり純利益)×100

30%が目安とされています。

配当性向が高いほど、株主への還元を積極的に行なっていると言えます。

しかし、あくまで利益に対しての配当金の割合であるため、配当性向が高いほど配当金が多いという訳ではありません。

また、配当性向が高すぎると利益を企業の成長ではなく、株主への還元へと使われます。

そのため、成熟した企業の配当性向は高い傾向にありますが、成長途中の企業は低い傾向にあります。

以上が、株を購入するときにまずチェックすべき4つの指標です。

これらをチェックすることで、成長性のある企業なのか、成長の見込めない企業なのか、

それともこれ以上成長は見込めないものの着実に利益を出している企業なのか、

といった判断ができるようになります。

ただ、株というのはこれだけの指標で簡単にわかるものではなく、他の指標や経済状況なども

併せて判断する必要があります。

あくまで、今回の4つの指標は株式投資への第一歩と考え、今後の取引の参考にしていただければ幸いです。

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