近年、個人での資産形成が重要視されています。
ただ、そうは言われても何をどうしたら良いのか分からない方が多いと思います。
そこで、まず少額からでも始められる資産運用手段である
投資信託について説明します。
※投資は自己責任である為、自身の判断に基づき行ってください。
この記事は特定の金融商品の購入をお勧めするものではありません。
1、投資信託とは
分かりやすく言うと、株の寄せ集めであり、少額で買う事ができるものです。
基本的に株は100株単位で購入できるようになっている為、
最低購入金額は株価×100(円)となります。
例えば任天堂の株を100株買うとすると・・・
【2020年9月18日時点】
株価が59,700円なので、最低購入金額は597万円となります。
そして、株の購入には手数料がかかる為、上記金額に上乗せされます。
これだけの金額を個人で用意し、実際に購入するのは多くの方には難しいかと思います。
そこで、投資信託の登場です。
投資信託は株のように100株単位で購入する必要は無く、自分の所有資金に合わせて購入する事ができます。
手元に投資に回せる金額が1万円しかない場合に、その1万円で投資ができるのです。
なぜそのような事ができるかというと、
1万円を投資のプロに渡し、代わりに運用してもらうものからです。
では、実際に投資信託を購入する場合、どれ程の金額が必要になるかを
次の章で見ていきましょう。
2、投資信託の値段は?
投資信託の値段のことを「基準価額」といいます。
基準価額とは、1口あたりの投資信託の値段です。
例えば・・・
基準価額10,000円の商品に対して
5,000円分購入→0.5口
10,000円分購入→1口
20,000円購入→2口
※この例では買付手数料を0円としています
ただ実際に買うときに、5000円分買いたいから0.5口かな‥と自分で計算する必要はありません。
5000円ならそれだけの口数、1万円ならそれだけの口数を自動的に計算してくれます。
要は、自分の買いたい金額さえ決めてしまえば口数は勝手に決まります。
なので、自分の投資したい金額に合わせて自由に購入することができます。
3、手数料等の費用は?
前の章では、投資信託の値段について説明しましたが、それ以外にもかかる費用があります。
それが下記の3つの手数料です。
① 買付手数料
⇨購入時にかかる費用
② 運用管理費用(信託報酬)
⇨保有時にかかる費用
③ 信託財産留保額
⇨売却時にかかる費用
なんだか難しい言葉が並んでいますが、ざっくり言うと
①買う時、③売る時にそれぞれ、
そしてさらに ②商品を保有している時に、その管理をしてもらうために
手数料が持っていかれるということです。
自分のお金を運用してもらうために、運用してくれる人(ファンドマネージャー)に手数料を渡す、という事ですね。
手数料に関しては、とりあえずはこれくらいのざっくりした認識で問題ないかと思います。
詳細について知りたいとい方は、別記事にて説明していますので
そちらをご覧ください。
4、おすすめの証券口座
これまでに、ざっくりと投資信託について説明してきました。
では、実際に投資信託はどこで買うのが良いのでしょうか?
その答えとしては、楽天証券などのネット証券がベストです。
店舗型の証券会社や、銀行などでも購入は可能ですが、
それらは下記の理由からお勧めしません。
・手間がかかる
・手数料が高い
・販売員の薦める商品がいい商品だとは限らない
手間に関しては、ネットで手続きが完了するか、店舗で手続きをしなければらないのかという違いになります。
最近では、店舗ではなくネットで完結する証券会社や銀行が多くなっていまが、
営業の電話などの手間が増えてくるので、ネット証券を選ぶのが無難でしょう。
実店舗を構え、そこに販売員を配置することで固定費がかかり、それを回収するためにネット証券より高めの手数料が設定されます。
また、売る側にとって手数料というのは自分たちの利益となるので、より高い手数料の商品を売りたい、となります。
そうなると、多少良くない商品であっても手数料が高ければ、
「これはおすすめの商品です!」と売り込むのです。
以上のことから、ネット証券をおすすめします。
では、実際にどの証券会社がおすすめかというと
楽天証券、SBI証券 のどちらかが良いでしょう。
どちらも投資信託の買付手数料が無料となっているため、
その分利益を出しやすくなります。
特に楽天ユーザーは楽天証券がおすすめです。
投信の購入でポイントが利用できたり、楽天市場のポイント倍率が上がったりします。
ちなみに証券口座は、1つの会社でのみ開設できないというわけではないので、
使い勝手が悪いと感じたら他社で試してみてもいいかもしれません。
5、まとめ
投資信託は株の寄せ集めです。
買いたい金額に合わせて購入が可能なため気軽に始められます。
3種類の手数料がかかるため、まずはそこに気を付ければ良いでしょう。
まずは楽天証券、SBI証券がおすすめです。