会社概要
トレードデスクはオンライン広告プラットフォームを提供する広告データ企業です。
上図のように世界各地に展開をしています。
また、FORTUNEによる「Future 50 list」や「100 Fastest Growing Companies for 2021」
株価・業績
株価
売上高・純利益
売上は毎年大幅に成長しています。
世界の総広告費は〜7,500億ドルと言われており、特にアナログな広告はデジタルな広告に移り変わるとことが予想されます。
そのため、売上はさらに伸びる余地はありそうです。
ただ、懸念点として、Cookieの廃止によりこれまでの広告が使用できなくなるということです。
その対策としては、Unified ID 2.0が取り入れられています。ただ、売上にどれだけ寄与するかは不透明なので注視する必要があるでしょう。
業種毎の広告費
業種毎の広告費では「ヘルスケア・フィットネス」、「飲食」が上位を占めています。
これらの業種はディフェンシブ株であるため、不景気であってもそれなりの収益を見込むことができます。
取引先
広告先、データの取得先共に幅広い企業との取引を行なっています。
GoogleやYahoo、Spotifyなどよく耳にする企業を広告先としています。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローがかなり増加しています。それに対して、投資キャッシュフローは2019に大きくマイナスになりましたが、徐々にマイナス幅が減っています。
これは少ない投資金額で、効率よく売上を上げていると言えます。
BPS、EPS
BPSは年々上昇しており、現在は3.16倍となっています。基準は1倍とされているため、割高であるといえます。
EPSに関しては、2020年までは上昇していましたが、現在は0.29です。これは2021年6月に1株につき10株の株式分割を行なったためです。そのため、減少理由としてはネガティブなものではありません。
まとめ
以上が、The Trade Desk($TTD)の概要と実績になります。
広告データ企業として、近年大きく売上を伸ばしている会社で、グロース株に分類されます。
2022年は金利の上昇により、株価が下がっています。100ドルを超えたあたりは割高感が高かったですが、それも薄れてきています。
まだまだグロース株の先行きは良いとは言えませんが、オンライン広告業界の大企業として観察しておいて損はない銘柄だと考えています。